最近こんな質問をよく受けます。
「EMSって効果あるんですか?」
「シックスパッドやると腹筋割れますか?」
クリスチャーノロナウドが宣伝をやっていることで有名な「シックスパッド」
電気を筋肉に流すことで強制的に筋肉の収縮を発生させるという代物で、シックスパッドもその一つ。こうした電流(低周波)を使った筋トレ器具のことをEMSと言います。
シックスパッドで痩せられるか
答えは、
「間違いなく痩せられない」
です。
もちろん、食事制限や有酸素運動とシックスパッドを併用するのであれば話は別ですが、シックスパッドだけで脂肪が減ることはありません。
そもそも「お腹の脂肪を落としたいから腹筋運動をする」という考え自体が間違っています。
二の腕や太もも、ふくらはぎなど、部分痩せをしたいという方は多くいますが、その部位を筋トレすれば、直接その部分の脂肪が落ちるということはありません。
特定の部位を筋トレすることで、その部位の脂肪燃焼効果が高まったり、基礎代謝が上がって脂肪が燃えやすくなったりということはありますが、
脂肪を落とす運動は「有酸素運動」であることは忘れないようにしてください。
つまり、有酸素運動ではないシックスパッドでお腹の脂肪が落ちることはありません。
それから、シックスパッドを使ってお腹がボコボコに割れるということもほぼあり得ません。
割れた腹筋を作るために必要なのは二つです。
- 最低でも17%以下の体脂肪率(男性の場合)
- 腹直筋の筋肥大
体脂肪率に関しては、17%以下でうっすらと割れてくる程度です。お腹の上にのる脂肪が少なくなること+腹直筋が大きくなることで初めて割れたお腹になります。
残念ながらシックスパッドには腹直筋の肥大効果も、脂肪の燃焼効果もありません。(脂肪の燃焼は有酸素運動によってなされるので)
とはいえ、腹筋を電気刺激で収縮できることは確かです。
トレーナーとしての考えは、
「高齢者が使う」
「鍛えた筋肉の維持として使う」
「筋トレと併用して長時間刺激を入れ続けるために使う」
これならばシックスパッドの効果を十分に発揮できるかと思います。元々EMS(シックスパッドが代表的な電気刺激で筋収縮を発生させるトレーニング器具)はリハビリを目的として作られたものです。
結局、痩せるためには地道にコツコツとトレーニングを続けることが1番の近道なんです。
トレーナーは、そうした人たちが最短ルートで目標を達成できるよう、道案内をするのが仕事だと思っています。
お正月太りにはぜひ気をつけて、素敵な年末年始をお過ごしください!
12月の出勤日は以下の通りです。
7日(火)、11日(土)、14日(火) 、18日(土)、21日(火) 、25日(土)、28日(火)
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