どこへ行けばいいかわからないあなたへ
今日は知ってるようで知られていない、
業界のお話です。
突然ですが、
みなさんは
「接骨院・整骨院・整体院・治療院・鍼灸院・リラクゼーションサロン・カイロプラクティック・整形外科」
これらの違いを説明できるでしょうか。
言葉はわかるけど、何となく曖昧になっていませんか?
というわけで、
まず、
現在、日本で独立開業権のある医療系国家資格(開業して、医療行為としてやっていいよ。みたいなの)は
・医師
・柔道整復師
・鍼灸師
・按摩マッサージ指圧師
です。
それ以外は民間の資格になります。
※医療系国家資格は他にもたくさんあります。(看護師・理学療法士など)
そして、
柔道整復師=整骨院or接骨院
鍼灸師=鍼灸院or治療院
按摩マッサージ指圧師=治療院or指圧マッサージ院
を名称として使うことができます。
つまり、
整骨院・接骨院・治療院・鍼灸院・マッサージ院・
は国家資格を持っている人でなければ開けません。
だけど、
街を見歩くと、そこらへんに
マッサージ屋さんみたいなのがありますよね。。
「ほぐしや~」「もみほぐし~」「手もみ~」
よく見かけます。
これは「マッサージ」という言葉は使えないので、それを連想させるような言葉を使うというカラクリです。
これがリラクゼーションサロンです。
(当然医療行為は行えません)
では、「タイ古式マッサージ」「英国式マッサージ」はどうでしょう。
この辺がグレーゾーン。
「○○式マッサージ」と前に○○をつけて、マッサージを使ってるものが数多くありますが、これもリラクゼーションにあたります。
次にカイロプラクティック。
これは、元々アメリカで発祥した技術で、アメリカでは6年間学校に通い資格をとりますので、お医者さんと同等の資格です。
アメリカでは国家資格(Doctor of Chiropractic 略DC)です。
ただ、日本では国として認められていないので民間の資格。(短いものだと数ヶ月で取得)
しかも、アメリカで資格を取ったDCは日本には100人程しかいません。
しかし、「カイロプラクティック院」で検索をすると約900000件結果が出ます。。。
どういうことかわかるでしょうか。
次に整体院
こちらも民間の資格(短くて数ヶ月の研修)です。
※国家資格を持っていながら、整体院としているところもあります。。。
最後に整形外科
これはわかりますね。
お医者さんです。
「医院」や「クリニック」という言葉は医師免許を持っていなければ使えません。
ということです。
誤解のないようにお話しすると、
国家資格を持っているからそれで安心かというと、必ずしもそうではありませんし、
マッサージ師だからみんなマッサージが上手いかといえばそういうわけでもありません。
リラクゼーションサロンの方でもすごく上手な方はたくさんいますし、
整体師の方でも、すごく勉強されてる方や、すごいと言われる先生はたくさんいます。
現に、実際に私が学んでることも整体師の先生から学ぶこともあります。
つまり、
資格の有無ではなく、
その先生が自分に合うかどうか、
ちゃんと向き合ってくれる先生なのかを
見極める目が大切です(^^)