今日で開業して4年になりました。
今日は【開業4周年・感謝】というお話です。
4年前の今日、世田谷区用賀に院を出しました。
専門学生の頃から、「開業がスタートライン」だとずっと思っていました。
そんな専門学生時代に、たまたま出会った方が天皇家とも親交があるような方でした。
その方に言われた言葉が今でも頭に残っていて、
「お前に師匠がいるとするよな。
その師匠にも師匠がいる。
その師匠にも師匠がいる。
そうやって師匠の師匠を辿っていった時に、
最終的に師匠がいない人が出てくる。
その人はどうやって学んだかわかるか?
自分で学んだんだよな。」
これを聞いたときに、衝撃を受けました。
考えてみれば当たり前のことなんですが、そんな視点で物事を考えたことがなかったんですよね。
これだけメディアが発達している現代、学ぼうと思えばいくらでも学べます。
そこから必死で勉強して、人の何倍も勉強をしていました。
そして、
専門学校を卒業して、田園都市線沿いの「宮崎台駅」にほど近いティップネスというフィットネスクラブ内の治療院で働いていました。
そこで働きながら、治療の勉強をしてお金を貯めて、
3年間で自己資金300万円を貯めました。
そして、公庫で200万円を借りて4年前の今日お店をオープンしました。
なぜ7月29日かというと、
母親の誕生日なんですね。
男3人兄弟の真ん中ですが、両親には苦労をかけました。
せめてもの感謝の気持ちと思って、
この日に開業を決めたわけです。
あれから4年が経って、5年目に入ります。
正直、開業して数か月間は30日毎日働いても手取り5万円も残らない状態でした。
もちろん、そこから家賃・光熱費・食費などを払わなければならないので完全に赤字。
サラリーマンみたいに、安定したお金が入るわけではありません。
もう必死で働きました。
そこから少しずつお客さんにも恵まれて、
今では予約が取れない日もあるくらいになりました。
「有難う」の反対は「当たり前」。
お店をしていて、「人が来るのが当たり前」ではないです。
「当たり前で有ることが難しい」
だから「有難い」です。
1日お店にいて一人も来ない。
そんな経験があるからこそ、今の有難さがわかります。
まだまだ、治療家としても人としても半人前。
5年目も色々学んで、来て頂いている方、これから来ていただける方に恩返しをしていきますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
高品