コンセプトの経緯
今日は【『自分の身体は自分で治す』に至った理由】というお話です。
もしかすると、あまり語ったことが無い内容かもしれません。
当院のコンセプトでもある、
『自分の身体は自分で治す』ということについて、
そもそもなぜこんなコンセプトになったかというお話です。
ご興味ある方だけ読み進めて下さい。
僕自身、東洋大学のスポーツ学科を卒業し、
そこから鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の専門学校に通ったのが約15年前です。
専門学生時代から整骨院でアルバイトをしていました。
当時は保険の使える整骨院だったので、毎日のようにおじいちゃん・おばあちゃん・学生さんたちが通っていました。
なんとなく世間話をして、電気をかけて、ちょっと揉んでもらって100円(1割負担)とかそんな世界観でした。
治っているかと言えば、治ってはいません。
だって、治す為の治療していないですもん。
当然、
「ここに来てから帰るまでは身体が軽いんだけどね~」
「翌日には痛くなっちゃうね~」
「一生付き合っていくしかないから・・・」
そんな会話を良く聴きました。
そうなると、治療家である以上、
「もっと技術を磨かないと!!」
と思うわけです。
それで、本を読んだり、DVDを買ったり、セミナーに出たりしました。
「腰痛テクニック」
「四十肩テクニック」などのテクニックを学び、
「これで治せる!!」と思って、臨床に出ます。
結果が出る事もありますが、当然出ないこともあります。
そうすると、また次のテクニックを学びに走ります。
でも、どこまでいっても壁は無くなりません。
そして、「原因がわからないのにテクニック学んでもダメだ」ということにようやく気が付きました。
そこから、今の院のベースとなっている、
「姿勢の評価」や「検査」を学ぶことになります。
この「評価」や「検査」のスキルを高めることで、「痛みの原因」を見つける能力が格段に上がりました。
原因がわかれば、そこに対して段階を追って対処していけば改善に向かいます。
ただ、
その為には、「(患者さん自身が)受けに来るだけじゃダメだ」と思ったわけです。
治療院にいる時間よりも、圧倒的に一人で過ごしている時間の方が長いです。
1日中一緒にいて、身体をほぐしてあげたり、健康管理することはできません。
だからこそ、
「1人の時間でできる事をやりましょう」
「何をすればどうなるかはちゃんとお伝えしますから」
ということで、
結果的に今のコンセプトでもある、
「自分の身体は自分で治す」にいきついたわけです。
それともう一つ重要なのが、
先生と患者という立場を考えると、
「依存してしまう」という事です。
治してくれる先生がいると、
「痛くなったらあの人の所に行けば良いや」となってしまいます。
でも、その先生が転勤したり、引っ越ししたり、最悪亡くなったりすることもあります。
そうなると、残された人は、またゼロから良い先生を探さなければいけません。
中には数十院をドクターショッピングのように渡り歩く方もいます。
でも、『自分で治す能力』を身についていれば、
何とか自分で改善できることもたくさんあります。
そうすると、先生に「依存」することが減って、「自立」できるんです。
投資の言葉に、
「魚を与えるより、魚の釣り方を教える」という格言があります。
僕の想いとしては、
「治してあげるよりも、治し方を伝える」事の方が関わってくれた人にとって大切だと思っています。
そんな想いの込められたのが当院のコンセプトです。
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『腰痛の治し方』